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2017 Apr. 18

ユニークランボ

市民の安全を守るため、日夜街を走るパトカー。運転中に突然パトカーを見かけると、何も悪いことをしていないのに、少しドキッとすることも多々あるものだ。

いろんなパトカーが存在するが、クラウンなどの高級車を使用して、国民の税金を無駄遣いするんじゃない…もっと燃費の良い庶民的なクルマにするべきだと憤懣る方無い良識人も案外多いかも知れない。

パトカー

しかし、諸事情によりパトカーに求められる要件には、基本的にボディもエンジンも大きく、後席の広い、後輪駆動のセダンという要素が必要とされている。しかも「トヨタ」は、クラウンにパトカー専用の特別モデルが用意されており、値段は200万円を切り、このサイズのセダンとしては激安。すなわち、税金の無駄遣いとは言えないようだ。

昔は他のメーカーも出していたようだが、ズバリ儲からないので、経営に余裕があるところしか無理なようだ。というわけで、パトカーにクラウンが多いのも納得である。

パトカー

ただ、思わず2度見するパトカーも存在する。栃木県警察高速隊では日本屈指のスポーツカー「HONDA NSX」が配備されている。

実際にに購入すれば高価なクルマだが、これは「ホンダ」が1992年と1999年に栃木県警に寄贈した車両。当時、栃木県内に「NSX」を製造していた工場があった縁での寄贈とのこと。ただ、1992年に寄贈された初代「NSX」は、エンジントラブルの火災で廃車になり、現存車両は2代目のものである。

HONDA NSX

そして、2007年には日産自動車から地元の栃木工場で製造された「Z33型Version NISMO」のパトカーも寄贈されている。

「フェアレディZ」を「NISMO」仕様としてチューンナップした本格公道レース仕様となっている。V6エンジンの片バンク毎に独立したフルデュアル・エキゾーストシステムを採用し、最高出力355PSを誇っている。

Z33型Version NISMO

他にも、「ポルシェ」「BMW」「ベンツ」「スカイラインGT-R」など、けっこう高級車のパトカーや覆面パトが存在するようだ。これらは、税金で購入する場合もあるが、地元ディーラーなどの他、医者や会社社長、地元の金持ちや有力者が寄付による税金の控除目的と名売りを兼ねて寄贈するケースもあるという。

一方、イタリアでは、「ランボルギーニ」がイタリア警察に寄贈した2004年から導入「ガヤルド」と、2015年に導入された「ウラカン」が有名だが、つい先日、新たにもう1台「ウラカン」をベースにした警察車両「ウラカン・ポリツィア」が納車され、ボローニャのハイウェイパトロールに配属された。

ウラカン・ポリツィア

ちなみに、2015年にすでに導入済みの「ウラカン・ポリツィア」は、ローマのハイウェイパトロールに配属され、また、11万キロ以上走行し、引退した先代モデルの「ガヤルド」のパトカーは、ローマのハイウェイパトロールオートミュージアムに常設展示される予定と発表されている。

警察仕様の「ウラカン」では、リアルタイムで犯罪の証拠を直ちに記録し、警察署へ画像を転送可能な映像機材などが搭載されており、転送先でナンバープレート解析を行う事も出来るという最新装備の他、本来の警察としての業務を遂行可能な装備や備品も数多く搭載されるなど、見た目だけでなく実務的にも優れたモデルとなっている。

先代のランボルギーニ・ガヤルドをベースにしたイタリア国家警察のパトカー
先代のランボルギーニ・ガヤルドをベースにしたイタリア国家警察のパトカー

完全にパトカー仕様になったランボルギーニ・ウラカン
完全にパトカー仕様になったランボルギーニ・ウラカン

完全にパトカー仕様になったランボルギーニ・ウラカン

ちなみに、以前の「ガヤルド」では、移植用臓器の搬送などにも活躍していた事もあり、ラゲッジスペースには特別仕様の冷蔵システムが搭載されており、パトカーとしてのパトロールなどの業務以外にも医療用の業務でも活躍した。

ガヤルド

最新の「ウラカン・ポリツィア」も、外観はイタリア警察の公式カラーをまとったデザインで、内装はコンピュータや記録装置、タブレットといった最新の車載システムが装備されている他、ガンホルスターや警察ラジオ、携帯用消化器、停止標識などの伝統的な装備、医療援助や臓器輸送を目的とした冷凍システムやAEDなども搭載されている。

ウラカン・ポリツィア
ウラカン・ポリツィア
ウラカン・ポリツィア
ウラカン・ポリツィア

こんなオシャレなパトカーなら逮捕されてもいいかな…って、そんな訳ないか。

 
amborghini Huracan Polizia

しかし、こんなもので驚いてはいけない。超高級車やスーパーカーをパトカーとして導入する事で大きな話題を集めるUAEのドバイ警察

今までにも、「ランボルギーニ・アヴェンタドール LP700-4」や「フェラーリFF」、「SLS AMG」や「アストンマーチンOne-77」、「日産 GT-R」「アウディ R8」「ベントレー・コンチネンタルGT」「マクラーレン・MP4-12C」、そして、「ブガッティ・ヴェイロン」などの超高級スポーツカーをパトカーとして配備。

ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー
ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー
ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー
ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー
ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー
ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー
ドバイ警察の超高級スポーツカーのパトカー

ドバイ警察のパトカー仕様となった「ブガッティ・ヴェイロン」は、その他のスーパーポリスカーと同様の緑色のカラーを使用し、前方、サイド、後方にもそれぞれ「POLICE」と描かれており、白と青が光るパトライトも装備されている。V8気筒×2のW16気筒エンジンが搭載されており、排気量は8.0リッター、1000馬力を発揮し、0-100km/hまでの加速は2.5秒程度、最高速度は400km/hを超えるという意味が分からないくらいのハイスペックモデルのパトカーである。

ブガッティ・ヴェイロン

ちなみに、現在配備されている数々のスーパーカーの中で「ブガッティ・ヴェイロン」を保有したことにより、ギネス・ワールド・レコーズによって、世界最速のパトロールカーを保有する組織として認定されている。なお、これまで世界最速とされていたパトカーは、イタリア警察の「ランボルギーニ・ガヤルド」であった。

逃走車両が追っかけられたら絶対に逃げ切れないスーパーパトカー軍団であるが、実際これらのパトカーは、ほとんど犯罪捜査や追跡業務には使用されず、主に観光地や市街地などを巡回走行し、観光に訪れている人々の注目を集めることが目的という。まさに高価なオモチャというか客寄せパンダである。恐るべしオイルマネー。

スーパーパトカー軍団
スーパーパトカー軍団

また、地元警察によると、警察と民間人の垣根を取り除くためにこのようなクルマを導入しているとのことで、このような目的が主の為、女性隊員が運転していることも多く、男女平等や友好という事も示しているという。ま、なかには、こんなクルマに乗りたくて、「逮捕してくれ」とせがむクルマ好きもいるようだ。気持ちはわかるけど…。

女性隊員が運転していることも多く
女性隊員が運転していることも多く

「ブガッティ・ヴェイロン」までパトカーにしてしまうドバイ警察に、次に納車されるのが「ブガッティ・シロン」であることは容易に想像がつくが、まだ納入される前からドバイ警察仕様にカラーリングされた「シロン」のレンダリング画像が公開されており、話題を集めている。

ブガッティ・シロン

 
Luxurious Super Patrol Cars for a Luxurious City

余談ながら、ドバイと同様にアラブ首長国連邦を構成する首長国の1つであるアブダビには、映画「ワイルド・スピード・スカイミッション」にも登場した世界限定7台で4億円するという「ライカン・ハイパースポーツ」をパトカーに導入。さすが、お金持ち国はスケールが違う。

ライカン・ハイパースポーツ
ライカン・ハイパースポーツ

ついでながら、もう1つ「ランボルギーニ」ネタをお届けする。

イタリアのモデナを拠点に、クルマをモチーフにしたユニークな高級サウンドシステムをリリースしている「iXOOST」は、以前より「フェラーリ」などの実際のF1マシンの排気管を使用し、価格が数百万円という豪華な「iPhone」向けサウンドシステムなど、音響機器らしくないデザインの超個性的なアイテムをリリースしていたが、昨年の12月に「ランボルギーニ」とのコラボした迫力満点のカーボンファイバー製高級スピーカー「ESAVOX」を発表した。

ESAVOX

独特なプッシュスタートボタンをはじめ、デザイン面に「ランボルギーニ」のスタイルを彷彿とさせる要素が多数組み入れられているのはもちろん、素材には木材やカーボンファイバーを使用、そして、実際の「ランボルギーニ」のテールパイプまで搭載されたかなり本格的なアイテムに仕上がっている。

ESAVOX
ESAVOX
ESAVOX

「ESAVOX」はAUX接続(RCA)のほか、Bluetooth 4.0に対応しており、寸法は125cm×65cm×50cm、重さは約53kgで、カラーは「Rosso Mars(レッド)」「Nero Aldebaran(ブラック)」「Arancione Atlas(オレンジ)」「Giallo Evros(イエロー)」と、こちらも「ランボルギーニ」の実車にもある設定となり、6.5インチフルレンジスピーカーと8インチのウーファーのほか、15インチのサブウーファーと1インチのツイーターも内臓されている。

ESAVOX
ESAVOX

価格は254万円と、チョッとした国産車が新車で買えてしまうくらいのプライス設定。このスピーカーからはどんな音色が聴こえてくるのか興味津々である。

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