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2017 Apr. 17

Bugatti Niniette 66

「Bugatti/ブガッティ」といえば、性能面でも価格面でも桁外れな超高級スーパーカー「Veyron/ヴェイロン」が有名だが、昨年3月の「ジュネーブモーターショー」で「Veyron」の後継車として披露された「Chiron/シロン」は、これまた超ド級のモンスターカー。

Bugatti Chiron

デザインこそ「Veyron」を継承する「Chiron」だが、使用されている部品は9割以上が刷新され、すべてのスペックにおいて「Veyron」を凌駕する。

Bugatti Chiron
Bugatti Chiron

ミッドシップに新開発の8.0リッターW型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1500馬力、最大トルク1600Nm、最高速度420km/hでリミッター作動、0-100km/hの加速2.5秒以下と公表され、様々な面で世界でも最高レベルに仕上げられたスーパーカーとして登場。

Bugatti Chiron

量産モデルとして販売され、普通に運転出来るクルマとして考えると信じられないようなスーパーカーであることは間違いない。

ただ、最高速度については、さすがに通常の状態で踏めば加速出来るというわけではなく、通常のキーとは別に専用の「スピードキー」が存在する。

Bugatti Chiron

それを使い「トップスピードモード」へ切り替えることで、様々な設定が変更され、公表された最高速度まで加速させることが可能とのことで、実際にリミッター作動のトップスピードモード以上の部分でどこまで加速出来るのかは分からないが、スピードメーターの表記は「500km/h」まで刻まれているという意味不明な仕様となっている。

Bugatti Chiron

「C」をモチーフにしたデザインが印象的な「Bugatti Chiron」のエクステリアデザインは、2015年に発表されたコンセプトカー「Bugatti Vision Gran Turismo/ブガッティ ビジョン グランツーリスモ」にも近く感じられるスタイルとなっており、先代「Veyron」のイメージを残しながらも、より現代的でスポーティでスタイリッシュな雰囲気となっており、サイズ的には全長、全高、全幅もそれぞれ「Veyron」よりも広がり、その分室内のスペースも拡大されている。

公開されたイメージ画像は、「Bugatti」が大きな成功を収めた1920年代〜30年代のレースの伝統からインスピレーションを受けてデザインされたもので、「Bugatti」のブランドカラーとなる「ブルー」を基調としたエクステリアが印象的。

Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo

ちなみに、「Vision Gran Turismo/ビジョン グランツーリスモ」とは、「ソニー・コンピュータエンタテインメント」から発売されているレースゲーム「グランツーリスモ」シリーズに登場するコンセプトカー及びプロジェクト名。あくまでTVゲーム用に作られた架空の車両であるが、実寸大モックアップが製作されたり、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」等のモータースポーツイベントなどで大々的に発表されたり、各メディアで取り上げられるなど、その影響力はひじょうに大きい。

Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo

基本的なモチーフはル・マン24時間レースで優勝したレーシングカー「ブガッティ タイプ 57 タンク」となっている。

ブガッティ タイプ 57 タンク

ちなみに、2015年の「フランクフルトモーターショー」では、実際に製作されたフルスケールの「Bugatti Vision Gran Turismo」がイメージ画とは多少異なる姿で初披露され、大きな話題を呼んだ。

Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo
Bugatti Vision Gran Turismo

また、「Bugatti Chiron」のインテリアは、レザーやアルミニウムを多用した豪華なデザインに仕上げられており、中央には「イルミネーションCバー」と呼ばれる調光可能なライトバーを装備、「Bugatti」専用に開発された「スーパーカーで最も豪華なサウンドシステム」と呼ばれるオーディオシステムでは、コンサートホールでオーケストラを前にして座っているようなサウンドを体験することが出来るという。

Bugatti Chiron
Bugatti Chiron
Bugatti Chiron

正式発表されたベースモデルの価格は240万ユーロ、日本円にすると約3億円という衝撃的なプライス。ただ、世の中には数台限定のより高額なクルマは存在する。しかし、生産台数がトータル500台という量産モデルの「Bugatti Chiron」が、実質的には世界で最も高額なクルマとして君臨することは間違いない。

そんな「Bugatti Chiron」のデザインが反映された超高級スポーツヨット「Bugatti Niniette 66」が登場。

Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66

富裕層向けのヨット(大型クルーザー)などを手がけるモナコのヨットビルダー「PALMER JOHNSON」社と「Bugatti」がコラボして誕生した「Bugatti Niniette 66」は、「Bugatti」のブランドイメージを反映し、「Bugatti Chiron」のデザインを取り入れた大胆な独自のエクステリアデザインが採用されているのが特徴で、船体を前後に二分して後ろから覆いかぶさるような「Cライン」が施されている。

Bugatti Niniette 66

MAN V-8エンジンを搭載し、全長は66フィート(約20メートル)、船幅は6.5メートル、最高速度は44ノットと公表されており(他に2タイプ)、コックピットは「Bugatti」のクルマと同じく「EB(エットーレ・ブガッティ)」ロゴの入ったステアリングの他、ナビゲーションやインフォテイメントシステムなどを備えた近未来的なデザインとなっている。

Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66

ちなみに、船名に用いられている「Niniette」は、「Bugatti」ブランドの生みの親であるエットーレ・ブガッティの娘リディアのニックネームからネーミングされたという。

まるで豪邸の内部のような仕上がりのインテリアでは、素材にレザー、ヌバック、金属、カーボンファイバー、アクセントに大理石まで使用し、スタイリッシュな空間が実現されており、暖炉などが装備された豪華な内装や、デッキ部分にはジャグジーやシャンパンバーが装備されている。

Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66

降り注ぐ地中海の太陽の下で、ジャクジーに入りながらシャンパングラスを傾ける…な〜んて妄想するのが虚しくなってくるぐらいの豪華なインテリアには、「参った!」のフレーズしか思い浮かばない。なお、かなり大きな船体だが、定員は何とゲスト2名とクルー1名という贅沢な仕様となっている。

Bugatti Niniette 66
Bugatti Niniette 66

限定数66台、価格は推定400万ドル、日本円にして約4億4000万円以上となっている。こんなデザインの超高級ヨットを購入するオーナーは、「Veyron」や「Chiron」も所有していると考えられ、以前に「Bugatti」のCEOが、同ブランドの購買顧客層が「平均で84台の自動車とプライベートジェットとヨットを所有している」という趣旨のコメントをしていたことからも、「Bugatti Niniette 66」は世界でも一握りの富裕層に向けたモデルであることは間違いなさそうだ。


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