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2015 Oct. 19

YOSHIKIMONO

昨年、ダンディーオヤジのランチデートという企画で、「なんばダイニングメゾン」にある小籠包が美味しいと評判の「鼎泰豐(ディンタイフォン)」の取材にご同行いただいた、京都の老舗呉服屋に嫁がれている加納真美さん。モダンにアレンジした「KIMONO」をプロデュースするご主人をサポートする彼女は、ステキなオリジナルの着物で颯爽と登場。気高い凛々しさが感じられた記憶が甦る。

加納真美さん

西陣の地で百数十年にもわたる旧家に生まれ、染色、金彩工芸の修業を始め、その後は実家でもある「加納幸」で織物の研究を始め、パリ「ヴォーグ」誌に和装で初めて掲載されたり、ニューヨーク・メトロポリタン館の日本館に作品を展示されるなど、国内外で活躍され、現在は染色工房「SCOPE COCO/スコープ・ココ」代表として精力的に創作活動を展開する加納寛二氏のご子息でもある、若き「きもの」デザイナー加納圭悟氏が彼女の旦那様。

取材時の雑談で、加納圭悟氏が「X-JAPAN」のYOSHIKIとコラボで「YOSHIKIMONO」という新しい感覚のキモノブランドを近々展開するという話をうかがっていた。

YOSHIKIMONO

ご夫婦でYOSHIKIのロスの邸宅にも伺った…な〜んて、ある意味夢のような話を興味深く拝聴した。

そして、日本を代表するファッションウィーク「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO2016 S/S」でキモノブランド「ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)」が鮮烈にデビュー。スペシャルプログラムとして、「YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION」がファッションウィークのトリを飾った。

Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO2016 S/S

呉服屋の長男として生まれ育ち、幼少時から着物が身近な存在だったというYOHSHIKIは、アメリカに活動の拠点を移したことにより日本が世界に誇る文化や伝統を強く意識するよういなった。そして、京都の老舗織物メーカー「SCOPE COCO」のプロデューサー加納圭悟氏との出会いにより「YOSHIKIMONO」プロジェクトがスタートした。2人は「世界中に着物の魅力を紹介する」という信念で、伝統と確信の融合に挑戦した。

メイン会場の1つである「渋谷ヒカリエホール」でお披露目された「YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION」には、YOSHIKIが初めてキモノブランドをプロデュースしたということで、YOHSHIKIファンはもちろん、セレブやファッション業界、世界各国のメディアが大挙駆けつけた。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

「ヒカリエホール」のエントランスには2時間以上も前から、マスコミもゲストもファンも期待に胸を膨らませ長蛇の列。そして、待ちに待ったドアオープン。場内に足を踏み入れてまず目に飛び込んでくるのは、ランウェイ中央に置かれたYOSHIKIのクリスタルピアノ。グリーンとブルーのライトがクリスタルに反射してキラりと光り輝く。これからの展開に会場の雰囲気はいやがうえにも盛り上がってくる。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

暗転。そして、いよいよショーの幕開け。 掛け声と共に和太鼓のパフォーマンスがスタート。躍動感溢れる太鼓のリズムにのって、YOSHIKIがデザインを手掛けたキモノモデルが登場。通常の着物とは一味違う奇抜さがYOSHIKIのロック魂を感じさせる。

激しく叩かれる太鼓の音と共に、今度は仮面を付けた男性が粋なキモノを羽織り、ピアノに向かって鍵盤に手を置き 、ベートーヴェン作曲ピアノソナタ第14番「月光」をゆっくりと弾き始める。YOSHIKIの奏でるピアノの音色に合わせてファッションショーが行われるという前代未聞のランウェイショーに、観客はYOSHIKIの世界観に誘われ、心を奪われていく。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

赤と黒、青など色鮮やかな配色に、ブラックマスクやブラックブーツ、網タイツ、スタッズ、深紅のリップといったパンクロックの要素を存分に取り入れた「YOSHIKIMONO」。日本の「和」を体現するキモノと融合した刺激たっぷりのコレクションは、観客に大きな感動を与える。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

YOSHIKIのアレンジで、曲目はチャイコフスキー作曲「白鳥の湖」からYOSHIKI自身が作曲を手掛けた「ART OF LIFE」「I'll Be Your Love」へと続き、どこか哀しくて切ないバイオリンとピアノのハーモニーが場内を優しく包み込んでいく。加えて、モデルもランウェイを歩くだけではなく、後半ではピアノの上に乗り上げるという大胆なパフォーマンスを披露し、観客を魅了する。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

ラストは羽織っていた着物からブラックレザーのロングジャケット姿に着替えたYOSHIKIがランウェイを闊歩。YOSHIKI初のコレクションデビューは大盛況のうちに幕を閉じた。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

今回のコレクションを象徴するスタイルは、キモノにパンクなスタッズシューズと網タイツを合わせたコーディネートが、見るものに大きなインパクトを与え、また、胸をはだけたり、ロングブーツを合わせたり、マスクや目隠しを着用したりするなど、キモノを着崩し、和洋のクールな雰囲気が解け合った着こなしを提案。日本の伝統的なカッコよさに、海外の視点から見た新しい解釈を加えているのが特徴。

YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION
YOSHIKIMONO FIRST COLLECTION

そして、花柄を中心に、チェックやストライプ、レオパードなどモダンな柄も投入。色味も鮮やかなブルーやピンク、レッドなどを使用し、キモノでロックを感じさせるという斬新さが高評価。また、外国人モデルがしっかりと着こなせているところから、世界に通用するキモノのシルエットに仕上げていることが分かる。これまで世界を音楽で席巻したYOSHIKIが、今度はキモノデザイナーで世界に勝負を挑んだコレクションとなった。

「YOSHIKIMONO」の話をうかがってから約1年。素晴らしい形でお披露目されたことに何となく他人事ではない喜びを感じる今日この頃である。

 
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