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2015 Jul. 27

エア マックス95

スタンフォード大学で経済学を学んでいた学生フィル・ナイトと、オレゴン大学の陸上コーチであったビル・バウワーマンが「ブルーリボンスポーツ(BRS)」社を設立。

そして、日本から「オニツカタイガー(現アシックス)」のランニングシューズを輸入し、アメリカ国内で販売していた。その後、より高い利益を求め、「オニツカタイガー」の技術者引き抜きなどを行い、「オニツカタイガー」の競合社である福岡の「アサヒコーポレーション」でトレーニングシューズを生産、「ナイキ(Nike)」のブランド名で販売を開始した。

フィル・ナイト

ちなみに、「ナイキ」の名は、社員の1人であるジェフ・ジョンソンが夢で見た、ギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー (Nike)」から由来したものという。

1971年に商標登録された「ナイキ」のロゴマークである「スウッシュ(Swoosh)」は、勝利の女神「ニーケー」の彫像の翼をモチーフにデザインしたとされている。また、「勢いよく動く」という意味で、その形状は躍動感やスピード感を表現している。

Swoosh

ロゴのデザインは、創設者であるフィル・ナイトが、ポートランド州立大学で出会ったグラフィックデザインを専攻していたキャロライン・デビッドソンに依頼。

フィル・ナイト

まだデザインを仕事をして間もないキャロラインは、「スウッシュ」のデザイン料として僅か35ドルの請求書をナイトに提出した。キャロラインは、その後もナイキ初期の多くのツールのデザインを手掛けることになったが、デザイン制作が代理店に移った後の1983年9月、キャロラインは当時スポーツブランドとして「ナイキ」を成功させていたナイトからの呼び出しを受け、ナイトからダイヤモンド入りの金のスウッシュリングとナイキ株を受け取った(具体的な株数は不明)という。

「ナイキ」を代表するランニングシューズの初代「AIR MAX/エア・マックス」は1987年に発売。以降、舗装路におけるランニング・トレーニング用シューズの最上位モデルにその名が冠せられている。

AIR MAX

特に1995年に発売された通称「AIR MAX 95/エアマックス95」は爆発的に売れ、数多くの偽物の流通や事件などもあり、各種マスコミに取り上げられ社会現象化したことで、良くも悪くも「ナイキ」の社名と製品を有名にした。

1990年代中頃、スニーカー人気が爆発的に高まり、本来運動靴である筈のスニーカーに異常な程のプレミアム価格が上乗せされ、定価よりはるかに高価で取引されるようになった頃、「エアマックス95」は大人気となり、生産、販売が追いつかない品薄状態が続いたため、ひじょうに高額で取引されるようになり、販売店によっては、中古の場合で10数万円、新品の場合は60万円程度の価格を付けたケースもあったという。

AIR MAX 95

そんな高嶺の花的「エアマックス95」を履いた人物を複数の若者が徒党を組んで襲撃し奪い取る事件が頻発し、「エアマックス狩り」と言われる社会問題に発展した。奪い取った「エアマックス」をそのまま犯人が着用する場合もあれば、転売されるケースもあった。また、強盗を意味する「狩り」だけではなく、単なる盗難や偽造品の販売も横行し、偽造品販売は暴力団の資金源ともなっていた。

最近は犯罪を犯してでも奪い取る程の異常な行動は影を潜めているようだが、昨日もお伝えしたように、特定のスニーカーには恐るべき値段で取引される異様なマニアは少なくない。

余談ながら、感受性豊かなオシャレさんに大きな影響力を持つキムタクこと木村拓哉。彼がドラマなどで着用するファッションには目敏いファンが多い。昨年放映された「HERO 2014」第三話後半で、久利生公平が履いていたスニーカーが「エアマックス95」。定番のイエローグラデを外したモノトーン×イエローの最新モデルが使用され、落ち着きを見せていた「エアマックス95」の人気が再燃。あまりの人気に、いきなりプレミアム価格が付いたという。

AIR MAX 95
AIR MAX 95

「エア マックス 1」がスポーツシューズの革命に火をつけ、「エアマックス95」が新たな伝説を作ったといっても過言ではない。1995年にデザイナーのセルジオ・ロザーノは、人体をかたどったモデルを採用し、世界中の誰も見たことのない、想像を超えるデザインを生み出し、誕生させたのが「エアマックス95」。

そして、20年を経た今、長く受け継がれる伝説を讃えて、クラシックなスタイルにオリジナルのディテールをあしらった「エア マックス95 OG」が7月25日に復活した。

エア マックス95 OG

メンズとウィメンズの2種類のスタイルで登場した「エア マックス95」は、アイコニックなスエードとメッシュを採用したシルエット。人体解剖学からインスピレーションを受けたデザインは、スエードとメッシュの組み合わせにより、皮膚の下で幾層にも重なる筋肉繊維を表現する。

エア マックス95 OG
エア マックス95 OG
エア マックス95 OG

また、肋骨をイメージした鮮やかなネオンカラーのアイレットが、「ナイキ」の特徴的な色合いに映える。そして、すべてのパーツを支えるのが、フランチャイズブランド初となるカラーリングのミッドソール。「Air Max」では、初めてヒールと前足部に外から見えるエアユニットを装備し、分厚いソールが背骨のような役割を果たしている。

エア マックス95 OG

なお、7月16日には「エア マックス95」の誕生20年を記念した新モデル「エア マックス95 ウルトラ ジャカード」と「ウィメンズ エア マックス95 ウルトラ」の2つのモデルが登場したばかり。

アッパーにジャカード織りの一枚仕立てを採用した「エア マックス95 ウルトラ ジャカード」は、まるで第二の皮膚のようなフィット感、また、進化をとげた2世代目のフライワイヤーを搭載して足元をがっちりと固定、シューズの中の足の動きにしっかり対応、安定した履き心地を実現する。

エア マックス95 ウルトラ ジャカード
エア マックス95 ウルトラ ジャカード
エア マックス95 ウルトラ ジャカード

ソールはビジブルエアはそのまま継承しながらも軽量性と柔軟性を向上。「エア マックス95」のシルエットの面影を残しつつも、細部にいたるまで再設計し直されたニューモデル。

そして、「ウィメンズ エア マックス95 ウルトラ」は、6枚のパネルから構成されていたアッパーに、縫製を必要としないフィルムを使用し、一枚の素材で仕上げられた。シンプルながら、カラーはブラックからホワイトへのグラデーションを配しており、スマートさの中にユニークさもプラスされている。

ウィメンズ エア マックス95 ウルトラ
ウィメンズ エア マックス95 ウルトラ
ウィメンズ エア マックス95 ウルトラ

ちなみに、「エア マックス95」20周年を記念して、またもや特別なモデルがリリースされる。海外で先行予約発売され、今月中にもリリースされる予定だったが、8月6日に国内発売が濃厚となった「WHAT THEシリーズ」を彷彿させる、歴代「エアマックス95」の人気カラーを左右に散りばめた鮮烈なカラーリングの左右非対称の「エア マックス95 OG Greedy」。

エア マックス95 OG Greedy
エア マックス95 OG Greedy
エア マックス95 OG Greedy

「エア マックス95」の人気はまだまだ続きそうである。

 
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