top

2015.Feb 7

KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭

「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市である京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭。

そして、京都の歴史的建造物や近現代建築を会場とする今年で第3回目となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」は、4月18日から5月10日まで開催される。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、日本および海外の重要作家や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボを実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭を目指している。

また、京都が一年でもっとも美しくなると言われる春の季節に、約3週間にわたって開催されることも大きな特色の1つと言える。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015

今年の写真祭では全15ヶ所の会場に、9ヶ国14組の作家の作品が出展され、「TRIBE:あなたはどこにいるのか?」をテーマに、様々な"TRIBE(部族)=集団"の発見を目的とした写真が展開される。そこには、血や地域といった先天的なつながりではなく、個々人の意志で結ばれた様々な視点からなる人間の集まりを指し、先住民文化や歴史のみならず、現代ポップカルチャーなどの思想や文化など、あらゆる視点が用いられ、写真を通して自分の立ち位置を再認識しようという試みだ。

マルティン・グシンデ[セルクナム族の通過儀礼ハインにて、道化師ウレン役]
マルティン・グシンデ[セルクナム族の通過儀礼ハインにて、道化師ウレン役]

フォスコ・マライーニ[ 海女の島]より
フォスコ・マライーニ[ 海女の島]より

期間中には20世紀を代表する写真家マルク・リブーの未発表作品をフィーチャーした「Alaska展」が、老舗帯問屋「誉田屋源兵衛 黒蔵」を巡回。さらに、幕末の武士を写した肖像写真などフランス国立ギメ東洋美術館のアーカイブが、「虎屋」の京都ギャラリーで一般向けでは初公開される。

マルク・リブー[Alaska]より
マルク・リブー[Alaska]より

ギメ東洋美術館よりアポリネール・ル・バ[日本の武者]
ギメ東洋美術館よりアポリネール・ル・バ[日本の武者]

また、日本初となる展示では、ジャズの名門ブルーノート・レコードの撮影を手掛けた、フランシス・ウルフのプリントがニューヨークから初上陸。文化財にも登録された伝統的町屋「嶋臺ギャラリー」に展示される。

フランシス・ウルフ[ジョン・コルトレーンアルバム『ブルー・トレイン』に使用された写真]
フランシス・ウルフ[ジョン・コルトレーンアルバム『ブルー・トレイン』に使用された写真]

そして、人種差別や貧困テーマとする南アフリカのロジャー・バレンも、代表作「OUTLAND」シリーズの最新映像を「コム デ ギャルソン京都店」で放映され、新作45点を加えた写真集が世界で初めて披露される。

ロジャー・バレン[擬態]
ロジャー・バレン[擬態]

一方、日本人ではパリを拠点に活動するヨシダ・キミコが、「グッチ(GUCCI)」の支援により、今回日本では初となる作品展を開催。重要文化財に指定された杉本家住宅に、彼女のセルフポートレートが展示される。ドライブ感溢れるスナップを撮る山谷佑介も作品を出品する予定。

ヨシダ キミコ[ 絵画(パオロ・ウッチェロ画サン・ロマーノの戦い)]、セルフポートレート
ヨシダ キミコ[ 絵画(パオロ・ウッチェロ画サン・ロマーノの戦い)]、セルフポートレート

山谷佑介[Tsugi no yoru e]
山谷佑介[Tsugi no yoru e]

なお、写真祭の期間中には京都府内にある35ヶ所の画廊やカフェなどで、サテライトイベント「ケージープラス(KG+)」を開催。若手を中心とした50人のアーティストによる作品が公開される。

ケージープラス(KG+)

その他、ニューヨークの写真専門施設「ICP」による連続講座や、写真界の専門家による一般参加者のポートフォリオレビュー、ブルーノートレコードによる音楽イベントなどの催しも実施され、23日間にかけて京都をよりアーティスティックな街へと変貌させる。

ちなみに、ポートフォリオレビューは、写真活動全般についてのアドバイスが必要な写真家たちにとって、写真業界の最前線で活躍する人々との交流の場。国内外の著名なキュレーターやディレクター、ギャラリストや編集者など、写真業界から選りすぐりの人物との交流により、参加者自身の制作活動における見識、洞察力などを深めるとともに、今後の写真家としての活動の可能性を広げることを目的にしている。制作における指導やアプローチの方法、今後のキャリアなど、写真活動全般についてのアドバイスが必要な写真家たちにとって、ひじょうに素晴らしい機会となること間違いない。

ポートフォリオレビュー

現代の社会や日常に不可欠なメディアとなっている写真だが、芸術表現としてまだまだ大きな可能性を秘めており、この写真祭で、芸術写真における「見る者/見られる者」「写す者/写される者」といった関係の在り方を様々な形で提案する。

余談ながら、2月17日に「ハイアットリージェンシー京都」において、世界のベストレストランに選ばれたデンマークの「Noma (ノーマ)」のシェフ、レネ・レゼピ氏を招き、また、ハイアットリージェンシー総料理長エティエンヌ・トゥルーターによる至極のディナー、そして、「KYOTO JAZZ MASSIVE」沖野修也氏によるスカンジナビアン・ジャズのDJ、KYOTO JAZZ TRIOのジャズライブを含む、ディナーイベントが開催される。

世界のベストレストランに選ばれたデンマークの「Noma (ノーマ)」
「Noma (ノーマ)」のシェフ、レネ・レゼピ氏

オークションでは、当夜だけの特別出品として、Noma体験ツアーや、「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」関連作品が提供され、「食」「アート」「音楽」が堪能できる特別な一夜が催される。ちなみに、料金は1名30000円、ドレスコードは「BLACK TIE optional/ブラックタイ(任意) 」。興味のある方はお早めに。

 
※ユニークなグルメ情報「軽妙洒脱」のフェイスブックファンサイト。「いいね」をよろしく!

 
backnumber
 
<< Back Next >>
backnumber
 
pagetop