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2014.jul. 10
ジミー・チュウ

「はじめてのチュウ〜♪」「ジミー・チュウ〜」なんてジョークはさておき、1954年マレーシアに生まれたジミー・チュウは、今年で還暦。つまり私と同じ歳ってことになる。

ジミー・チュウ

客家(中国の南部に住む漢民族のエスニック集団で華僑に多い)の家系出身の彼は、父が靴職人だったことから、幼いころから父を手伝って靴作りを始めた。ロンドンに移住し、現在のロンドン芸術大学のファッション科に進学。進学資金に乏しく、掃除やレストランのバイトで生計をたてた。

イギリスでさらに靴作りの腕を磨き、その腕が「ヴォーグ」誌の編集者のタマラ・メロンの目に留まる。そして、ジミー・チュウとタマラ・メロンが共同でブランド「ジミー・チュウ/Jimmy Choo」を設立。

「ジミー・チュウ/Jimmy Choo」を設立

特徴はエレガントで歩きやすいといった機能面を重視したもので、奇跡のフィット感と絶賛された。「ピンヒールは痛い」という常識を打ち破ったのはブランドの歴史的な功績と言える。美しい見栄えと引き替えに、脚の痛みを我慢してきた多くの女性にとって、どんなハイヒールでも履き心地がよい「ジミー・チュウ」の登場は福音となった。ストラップや爪先に程よく視線を引き込むデザインも、履く人にプライドをもたらした。

カメラの前でつまずくことが許されない上、足の痛そうな顔もできないレッドカーペットでは「ジミー・チュウ」のハイヒールは本領を発揮した。ニコール・キッドマンやアンジェリーナ・ジョリー、ハル・ベリー、ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンといった人気女優がレッドカーペットやメディア出演の際には美脚の仕上げを任せたのはやはり「ジミー・チュウ」。彼女たちは本当に信頼できる靴に自身の脚を預けた。そして、故ダイアナ元英皇太子妃にも愛されたブランドだから、品格やオトナ感も感じさせてくれることは間違いない。

彼女たちは本当に信頼できる靴に自身の脚を預けた

映画の世界では、ファッション誌の世界を舞台にした「プラダを着た悪魔」で、最初はさえない身なりだったアン・ハサウェイ扮するアンドレアは1足の「ジミー・チュウ」をきっかけに、ファッションの喜びに目覚めていく。女性のオシャレマインドを覚醒させる象徴的な靴として重要な役割を帯びて登場している。

プラダを着た悪魔

また、「世界一ファッショナブルなテレビドラマ」と称された「Sex and the City」でも、主人公キャリーが「I lost my choo!(私のチュウを失くしたわ!)」と嘆くシーンが印象的。靴マニアという設定のキャリーが愛着を持つブランドとして世界にその価値を知らしめたシーンだった。

I lost my choo!

人気の靴はパンプス、サンダル、ハイヒールなど多数。靴の他には、バッグ、財布などのアクセサリー関連も人気がある。

2011年には、「ジミー・チュウ」から待望のファーストフレグランスがデビュー。パッケージをイメージさせるスネークプリントのラップドレスを身にまとって、ファセットが美しいコクーンシェイプのボトルを持つのは、「ジミー・チュウ」のファーストフレグランスの広告モデルを務めるブランドの創始者の1人タマラ・メロン。フルーティ・フローラルのモダンな香りが、温かみのあるリッチなウッディベースによって深みを増す。官能的なベールで女性を優しく包み込むコンテンポラリーなフレグランスは、自信溢れるセクシュアリティを内に秘めた、力強く、美しく、そして、魅力的な現代女性にオーラを与えるフレグランス。

ファーストフレグランス

また、昨年には第2作目のフレグランス「フラッシュ」が登場。女性がセクシーな靴を履いた時に感じる興奮の高まりやパワーみなぎる感覚がテーマで、陶酔感と活気をもたらす香りが表現されている。キラキラとした輝きを放って高級感を感じさせるクリスタルカットボトルは、パパラッチが放つフラッシュを表現しており、まさに華やかな都会の女性にふさわしいフレグランスと言える。

クリスタルカットボトルは、パパラッチが放つフラッシュを表現

広告キャンペーンのナターシャ・ポーリーは、まるで周囲の注目を集めるのを楽しむかのようにクラブのフロアに仰向けに横たわる姿。大胆な行為がもたらす余韻をゆっくりと楽しんでるかのような危うい感じで、境界線を超えていくような一瞬の姿が捉えられている。

ナターシャ・ポーリー

そして、今年の9月には新作フレグランス「エキゾチック」が限定販売される。メインになったタイガーオーキッドやパチョリの香りと、ピンクグレープフルーツ、ラズベリーの酸味が利いたスパイシーな香り。それらが絶妙なバランスで溶け合う「エキゾチック」は、異国情緒漂う、官能的な魅力に溢れている。

エキゾチック

調香をつとめたオリヴィエ・ポルジュとドミティーユ・ベルティエ 、ヴェロニク・ニーベリは、その香りについて、「レッドベリーにピンクグレープフルーツのアクセントをきかせた爽やかなソルベのように、鮮やかでひんやりとした色合いに包まれて、情熱と喜びが溢れる」とコメントする。

ボトルは、「ジミー・チュウ」オリジナルフレグランスと同じファセットカットのデザインを採用し、キラキラと輝くコーラルカラーが特徴。ボックスには 「ジミー・チュウ」の代表的なパイソンプリントが用いられ、コーラル、イエロー、チョコレートカラーで彩られている。

「はじめてのチュウ〜♪」「荒井チュウ〜」なんて…(古っ!今では知ってる人も少ないだろうなぁ)

 
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