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2014.Feb. 25
ロモグラフィー

昨年の7月にもお伝えしたが、「ロモグラフィー」は、オーストリアの企業であるロモグラーフィシェ株式会社の登録商標であり、同社の通称。ウェブサイトや実店舗を通じて銀塩写真、とくにスナップ写真のための写真機、フィルム、アクセサリー等を販売している。

Lomography

去年の11月には「ロモグラフィー」からユニークな製品が登場した。暖かみのあるファブリック素材で、スカンジナビア調にデザインされた「ラ・サーディン サンモリッツ(La Sardina St. Moritz)」と「ダイアナ エフ プラス シャモニ(Diana F+ Chamonix)」での2台のカメラだ。

寒い冬を満喫するためにつくられたこの2機種は、スイスとフランスの観光地がその名の由来。「ラ・サーディン サンモリッツ」は、全ての動きを一枚に収める89°のワイドアングルレンズを搭載。2段階のシンプル設定で、ビギナーでも簡単に距離設定を行うことができるカメラ。

ラ・サーディン サンモリッツ

また、「ダイアナ エフ プラス シャモニ」は120フィルムでソフトフォーカスな写りを楽しめる。写真サイズの選択ができ、場所に合わせた撮影方法で自由自在に撮影可能。どちらも機能性に加えて、見た目もキュートなノルディック柄のデザインはプレゼントとしても喜ばれるアイテムだ。価格はどちらも11,500円。

ダイアナ エフ プラス シャモニ

そして、今後は中判フィルムを使用する蛇腹カメラ「Belair X 6-12」に、インスタント写真を楽しめる「Belair Instant Back(ベルエアー インスタント バック)」がセットになった「Belair Instant Camera(ベルエアー インスタント カメラ)」が発売された。

Belair Instant Camera(ベルエアー インスタント カメラ)

「Belair Instant Camera」は、「ロモグラフィー」で初めて富士フイルムのインスタント写真用フィルム「Fuji Instax Wide フィルム」を使用して撮影可能なカメラ。このパッケージでは、「Belair X 6-12」カメラに「Belair Instant Back」が既に装着されているため、「Fuji Instax Wide フィルム」をセットするだけでインスタント写真を撮ることができる。

「Fuji Instax Wide フィルム」をセットするだけでインスタント写真を撮ることができる

「Belair」には自動露出や多重露光、長時間露光といった豊富な機能も備わっているし、交換レンズを使って様々な焦点距離での撮影ができるのもありがたい。シャープな写りのインスタント写真を楽しめる。また、インスタントフィルムだけではなく120フィルム用の裏蓋に取り換えれば、6×12のパノラマフォーマット、標準の6×9、スクエアの6×6と3つの異なるフォーマットで撮影することもできるなど、様々な楽しみ方を選べるカメラとなっている。

様々な楽しみ方を選べるカメラとなっている

ちなみに、「Belair Instant Camera」の価格は32,900円。スマホでは撮影できない面白い写真がいろいろと撮れそうだ。

余談ながら、「ロモグラフィー・ソサエティ・インターナショナル」は、「ロモグラフィー」の写真機を使用するスナップ写真家であるロモグラファーたちに、ギャラリーや店舗や、作家としての成長のための「ショウケース」、支援と作品の公開のための場所を用意している。

展示や教育的ワークショップ、作品を共有する熱意と啓発を促すようなギャラリーといったソーシャル・イヴェントを通じて、創作意欲が発露しつつあるロモグラファーたちを支援しており、たんなる小売りの供給やギャラリー・ストアや集まるための場所を提供して社会化するに留まらない活動を行っている。同ソサエティの本部はオーストリアのウィーンにあり、そこでほとんどのイヴェントが編成されている。

ロモグラフィー

ロモグラファーたちの才能のショウケースとなる同ソサエティの文化イヴェントの例として、「ロモキクユ」コンペティションがある。同コンペティションは、ウィーンの視力援助機関である「ライト・フォー・ザ・ワールド」との強力により、ケニヤにおける目の手術や視力のケアのための募金活動をおこなっている。同機関はさまざまな開催都市で実務協議の国際会議である「ロモグラフィー世界会議」をも組織している。

「ロモグラフィー」はなかなか興味深い企業である。


 
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