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2014.Feb. 16
オトコの夢は果てしなく

オトコの好きなテーマに時計とクルマネタは外せない。自己満足と見栄の象徴であり、ロマンでもある。自分のライフスタイル以上のモノに憧れ、欲しがるからオトコはいつまでも愚かで可愛い生き物なのだ…って、誰か言っていたかどうかは知らないが、ま、オトコは還暦を迎えようと常にコドモなのである。

先日、スイスのジュネーブで開催された「SIHH(Salon International Haute Horlogerie=国際高級時計サロン、通称ジュネーブサロン)」で発表されたのが、カルティエの「カリブル ドゥ カルティエ ダイバーウォッチ」。これは、2010年の「SIHH」で発表されたカルティエの男性のためのウォッチコレクションであり、カルティエが自社開発・製造した自動巻きムーブメント「Cal.1904-PS MC」が搭載されている。

カリブル ドゥ カルティエ ダイバーウォッチ
カルティエが自社開発・製造した自動巻きムーブメント「Cal.1904-PS MC」が搭載されている

「カリブル」とはキャリバーを意味しており、カルティエがマニュファクチュールであることの象徴的なコレクションといえる。メンズ・ウォッチに求められる力強さと、メゾンが創り上げた気品を兼ね備えており、特に12時位置に大胆に配されたローマ数字は独自の世界観を表現する。

特に12時位置に大胆に配されたローマ数字は独自の世界観を表現する

そして、キャリバーに採用される「1904」とは、ルイ・カルティエが友人である飛行家アルベルト・サントス-デュモンのためにレザーストラップ付きの腕時計を創出した年。こうした特別な年を時計に記すところにもメンズ・ウォッチのロマンが感じられる。登場以来、またたく間に人気を博した「カリブル ドゥ カルティエ ウォッチ」に、2013年に「カリブル ドゥ カルティエ クロノグラフ」が、そして、今年「カリブル ドゥ カルティエ ダイバーウォッチ」がラインナップに加わり、コレクションの一層の充実が図られた。

このモデルの最大の特徴は「ダイバー」の名前が示す通り、本格派ダイバーズウォッチである。「国際規格ISO6425(International Organization for Standardization。国際標準化機構)」をクリアしており、300m防水性能、逆回転防止ベゼル、スーパールミノバを塗布したインジケーターなどを装備。特にベゼルは120ノッチ(40の歯と3つのポイント)を備えた構造により、30秒単位の高精度の計測が行なえ、回転時にあえて明確な動作音を持たせたことも安全性への配慮が窺える。さらに高性能ダイバーズウォッチにもかかわらず、厚さは11mmと着け心地を損なうことがない。分厚い時計が苦手な人にもこれは大きな魅力である。

このモデルの最大の特徴は「ダイバー」の名前が示す通り、本格派ダイバーズウォッチである。

さて、このモデルは1月に開催された「SIHH」でも話題を集め、デリバリー開始時期が注目された。日本市場には5月にラバーモデルのデリバリーが予定。ステンレススティール、コンビ、ピンクゴールドをラインナップし、価格はステンレススティール×ラバーストラップが81万円となる。カルティエにすれば価格も比較的リーズナブルで、これまでのコレクションの人気を見ればこのダイバーズウォッチも人気を博すことは間違いない。

これまでのコレクションの人気を見ればこのダイバーズウォッチも人気を博すことは間違いない

さて、お次はクルマである。フラッグシップクーペをこれまでの「CLクラス」から新たに「Sクラスクーペ」へと名称変更し、フルモデルチェンジをおこなったメルセデス・ベンツ。何と言ってもベンツである。

今回登場のモデルは、W140型をベースにしたクーペ版C140のマイナーチェンジモデルとして1996年に登場した初代「CL」クラスから数えて4代目となるモデル「Mercedes-Benz S 500 4MATIC Copue Edition 1」。古典的な美しい2ドアクーペのプロポーションを採用し、ベースとなった「Sクラス」同様、モダンで豪華なインテリアと最先端の安全技術をもつスポーティなクーペに仕立てられ、いわば原点回帰を果たしたモデルと言える。

Mercedes-Benz S-Class Coupe

50歳代以上のオーナーであれば、かつてメルセデス・ベンツ「560SEC」や「600SEC」として憧れ、親しまれてきた「S」クラスのクーペモデルが復活したと懐かしさも一入(ひとしお)だろう。

スポーティでエレガントなフォルムをもつボディサイズは、全長5,027×全幅1,899×全高1,411mm、ホイールベースは2,945mmと発表。日本仕様とは表記の違いがあるので現地仕様モデル同士で比較すると、全長5,116×全幅1,899×全高1,496mm、ホイールベース3,035mmの現行Sクラス(現地仕様スペック)よりも、全長で89mm、全高で85mmコンパクトなサイズとなっている。ホイールベースは90mmも短縮された。ちなみに、現行Sクラスのロングホイールベースモデルでは、全長5,246×全幅1,899×全高1,496mm、ホイールベース3,165mmなので、より引き締まった体躯が強調される。

Mercedes-Benz S-Class Coupe

デザインは、先のフランクフルト・モーターショーで公開された「コンセプト Sクラス クーペ」とほとんど一緒。細かな違いはフロントバンパーの左右エンドの形状や、リアバンパーのエアアウトレットの追加程度で、エッジの効いたボディサイドのキャラクターラインや特徴的なリアコンビネーションライトなどは、ほぼそのまま今回発表された市販モデルにも採用されている。

サッシュレスのクーペデザインを採用するものの、安全性は「Sクラス」譲り。すでにお馴染みとなった安全性と快適性を兼ねそなえた「インテリジェント ドライブ」をこの「Sクラス クーペ」にも標準採用。障害物や歩行者の検知を可能とする短距離/中長距離ミリ波レーダー/ステレオ マルチパーパス カメラ/マルチモード ミリ波レーダー(後方)などによって、クルマの全周360度を監視する安全運転支援システム「レーダー セーフティ パッケージ」のほか、ナイトビューアシストプラス、LEDインテリジェントライトシステムなど「Sクラス」に採用済みの装備はもれなく搭載。スポーティなハンドリングと、高級車のお手本ともいえる快適な乗り心地を両立させるマジックボディコントロールももちろん採用されている。

高級車のお手本ともいえる快適な乗り心地を両立させるマジックボディコントロールももちろん採用されている

追加された新技術は、視線を大きく移動させることなくナビや安全機能のインフォメーションを映し出すヘッドアップディスプレイと、それらをタッチパッドで操作する機能などだが、面白いオプションとしては、フルLEDのヘッドライトに、47個のスワロフスキークリスタルを採用し、印象的な表情を作り出している点。

フルLEDのヘッドライトに、47個のスワロフスキークリスタルを採用

オプション装備となるヘッドアップディスプレイには、フロントガラス上に車両の速度、速度制限、ナビゲーションのガイドや各種運転支援システムのメッセージを表示。システムは480×240ピクセルの解像度でフルカラー表示する鏡面反射光学機能を高出力LEDで作動。ドライバーは約2メートル離れたボンネット上にまるで表示が浮いているように見ることができる。ルーフ頂端部の近くに配置特殊光センサーが配置されており、自動的に外の明るさを感知し、ヘッドアップディスプレイの輝度を調整する機能が付属する。

オプション装備となるヘッドアップディスプレイ

タッチパッドはスマホのように指のジェスチャーで各種デバイスをコントロールでき、さらに手書きで入力する文字や数字、特殊文字も認識。慣れれば運転中でもノールックでオーディオの選曲やエアコンの温度調節などを行う事が可能。

また、Sクラスクーペ装備としてルーフの3分の2にまたがるパノラマルーフがラインナップ。これは、1.32平方メートルの表面積を有するガラスルーフで、先代モデルにくらべて約150パーセントの拡大。大きなガラス部分はマジックスカイコントロールと呼ばれる機能で、スイッチ1つで透明度を切り替えることが可能。冬でもオープンエアモータリングが気分的に楽しめるほか、透明の状態でも熱透過率は1パーセント未満に抑えられ、キャビン内部の温度上昇を防ぐ働きを持つ。もちろん電動式のローラブラインドも備え、完全な遮光も可能。

Sクラスクーペ装備としてルーフの3分の2にまたがるパノラマルーフがラインナップ

ジュネーブのモーターショーでワールドプレミアされるモデルは、4,663ccの排気量を持つV型8気筒ツインターボエンジンを搭載した「S500 クーペ」の1機種。このユニットは、「S550 long」として日本にも導入されているセダンモデルが搭載するエンジンと同一で、最高出力は335kW(455ps)、最大トルクは700Nm(71.3kgm)を発生。欧州マーケットでは2014年の後半からのデリバリーを予定。日本では2015年の夏頃に登場すると予想されている。

あ〜、オトコの夢は果てしない…。

 
メルセデス・ベンツ Sクラス・クーペを発表

 
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