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2013.May. 8
隔週刊のデジタル雑誌

私の友人に最先端IT企業の社長がいる。お互いもうすぐ還暦だというのに、彼の頭脳と感性は若者のままだ。私などは今のデジタル社会になかなか追いつけないでいるが、彼は常に時代の先を走っており、新しい技術や楽しそうなデジタルガジェットには目が無い。

頭の回転が速いというか、柔らかいというか…、いつも彼との会話からは目から鱗が落ちるような感覚を味わっている。そして、1、2カ月に1度くらいのペースで彼に会い、感性の充電をさせてもらうことにしている。

彼は大学卒業後に大日本印刷に入社し、20年以上クリエイティブや企画畑を歩み、Creative Design Center事業部でクライアントのマーケティング計画に携わった。

また、マルチメディアビジネスに逸速く興味を持ち、インターネット草創期のころからマーケティングにウェブを取り入れた。大日本印刷を退社後は、最新のIT技術を駆使したマーケティング会社を設立し、日々頑張っている。

彼が長年在籍した大日本印刷から、隔週刊のデジタル雑誌「HEAPS(ヒープス)」を5月下旬に創刊することが発表された。映像や音声に加え、次号の発刊まで毎日情報を更新する機能などを付加した、新しい形のデジタル雑誌の実証実験を行うのが狙い。

HEAPS(ヒープス)男性誌

「HEAPS」は、ニューヨークを中心とした世界のビジネス、アート、ファッションなどの最新情報をストーリーとして紹介する隔週刊のデジタル雑誌。男性誌と女性誌を1つのアプリで提供するとともに、隔週で発行する「特集記事(Cover Story)」をメインテーマとし、そこに表紙画像や特集関連情報、コラムなどの毎日更新するコンテンツを組み合わせて、次号の発行日まで新しい情報を配信する。5月10日から「HEAPS」のウェブサイトを立ち上げ、創刊号の記事の一部や「HEAPS」のコンセプト映像が閲覧できる創刊準備号を配信する。

HEAPS(ヒープス)女性誌

その後、創刊号から6号の発行までの約3か月間、デジタル雑誌ならではの特長を活かした見せ方や、音声や動画などのリッチコンテンツを活用した制作手法や配信の仕組みなどについて、検証を行うことになっている。

また、映像や音声を積極的に活用した広告効果の高い表現や、広告効果測定手法の開発を行い、記事と連動した広告の閲覧率などについても検証する予定。

なお、創刊準備号と創刊号から6号まで無料提供で、今のところ配信端末はiPad、iPad mini。さて、どんなものになるか楽しみだ…と、友人も興味を示している。

ガラッと話題は変わり、先月もお伝えした「靴」をテーマに「靴と女性の魅惑の関係」に迫ったドキュメンタリー映画「私が靴を愛するワケ(god save my shoes)」が今週の土曜日から公開されるが、その公開を記念して、伊勢丹新宿店本館2階婦人靴フロアにてコラボレーション企画が今日から5月28日まで開催される。

伊勢丹新宿店本館2階婦人靴フロアにてコラボレーション企画

映画に登場する「クリスチャン・ルブタン」「マノロ・ブラニク」「フェラガモ」「ロベール・クレジュリー」「ピエール・アルディ」の5ブランドのシューズを展示・販売。これらのブランドが同じプロモーションで一堂に展開されることはほとんどなく、貴重な機会であることは間違いない。

店内は映画館のロビーをイメージした空間になっており、DVDの上映やブックディレクターの幅允孝氏がセレクトした靴にまつわる書籍も並ぶ。

DVDの上映やブックディレクターの幅允孝氏がセレクトした靴にまつわる書籍も並ぶ
「フェティシズム的」にもその魅力の謎を追っている

映画「私が靴を愛するワケ」は、50センチ以上もの高さがあるルネサンス期の靴から、ピンヒールまでの歴史を追いながら、一度は履いてみたい女性たち憧れのブランドのデザイナーたちとセレブたちがその魅力を語る、「靴」が主題の初めてのドキュメンタリー作品として好評。ファッション歴史家、女性誌の編集者、心理学者、セックス専門家、靴フェチ、そして一般の人々にも迫り、ポップに、心理学的に、そして社会学的かつ歴史的に、さらには「フェティシズム的」にもその魅力の謎を追っている。

クリスチャン・ルブタンのスタジオ、ニューヨークのヴォーグ誌のスタジオ、トロントのベータシュー博物館、フィレンツェのフェラガモ・パレスなどで行われた撮影は女性のみで行われ、女性による、女性たちへの応援映画となっている。興味一杯の映画である。


 
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