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2013.Dec. 10
ラコステ80周年

5月21日に80周年イベントについてお届けした「ラコステ」ネタ。今年10月には「ラコステ」のブランド創立80周年を祝うパーティが北京で催された。華を添えたのはフランスを代表する8つのブランドからの贈り物。それぞれのブランドが「ラコステ」を象徴するワニをモチーフとした限定作品を制作し、その貴重なアイテムが展示された。

「ラコステ」のブランド創立80周年を祝うパーティが北京で催された

会場のメインのギャラリーフロアに展示された豪華な限定作品の数々。それぞれのブランドが独自の視点で「ラコステ」を表現し、特別に制作された作品である。それらを手掛けたブランドのラインナップは、「ラコステ」がフランスでいかに愛されているのかを物語る。

個性豊かな贈り物を制作したのは、「バカラ」「エルメス」「S.T.デュポン」「ベルナルド」「ブシュロン」「クリストフル」「フォション」「ゴヤール」。「ラコステ」の世界観に対するそれぞれの想いや愛情が見事に表現され、一流メゾンの職人技やこだわり、伝統を垣間見る。それぞれのブランドが、「ラコステ」が独自のフレンチシックを追求し続けた80年にわたる歴史を始め、冒険心や美的感覚に対するリスペクトを湛えた。

BACCARAT|バカラ
BACCARAT|バカラ
象徴的なクリスタルを用い、「ラコステ」ファミリーの歴代のチャンピオンたちが頭上に掲げてきたテニスやゴルフのトロフィーにインスパイアされたフラワーベースを創り上げたバカラ。アートピースとも思えるエレガントな傑作は、1930年代に流行したフォルムを連想させクラシカルな品格も備えている。

HERMES|エルメス
HERMES|エルメス
ルネ・ラコステは、テニスの試合直前に自分が勝つかどうかチームのキャプテンと賭けたという。その対象がワニ革のスーツケースだったという逸話が、実は「ワニ」という愛称のきっかけになっているようだ。そのエピソードにちなみ、ラグジュアリーなワニ革のテニスバッグを制作したのが「エルメス」。6世代にわたる情熱的な職人技をベースに、時代を超越した作品をリリースし続けるメゾンブランドらしい出来栄えだ。

S.T. DUPONT|エス・テー・デュポン
S.T. DUPONT|エス・テー・デュポン
S.T. DUPONT|エス・テー・デュポン
「一流の比類なきものを作る」という信条と「イノベーションの精神の融合」で作品を提案するブランド「S.T. DUPONT」。今回のギフトも圧巻。ミステリアスな仕様のケースにノート、「Elysee」&「Classique」という2本のペン、美しいライターの「Ligne 2」、2本のキャンドルを収納。シックなスポーツマンがコートやグリーンで使用するのに相応しい気品が満ちている。

BERNARDAUD|ベルナルド
BERNARDAUD|ベルナルド
「BERNARDAUD」は最新技術の開発に勤しみ、陶器製作の技法で新境地を切り開いてきた名門ブランド。今回のために、ワニをフィーチャーした27色のゴルフティーを生み出した。カラフルで楽しい色使いは、「ラコステ」のポロシャツを反映したものだ。1950年代に入るまで「ラコステ」のポロシャツはホワイトのみの展開だったが、現在はトレンドを投影した新色が毎シーズン登場し、「joie de vivre (=生きる歓び)」の精神を物語る。

BOUCHERON|ブシュロン
BOUCHERON|ブシュロン
時代の精神を映し出す独創的な宝飾コレクションを展開し、ヴァンドーム広場にブティックを構えた最初のジュエラー「BOUCHERON」。動物モチーフの作品は特徴の1つだが、今回は「ラコステ」に最大限の敬意を払い、ダイヤモンドとエメラルドでワニを贅沢に描いたブローチを制作。ルネ・ラコステが妻にブシュロンのブローチをプレゼントしたというエピソードも思い起こさせる。

CHRISTOFLE|クリストフル
CHRISTOFLE|クリストフル
ノルマンディーのヤンヴィルにある工房で制作されるシルバーウェアは、フレンチエレガンスの代名詞。今回もその魅力をいかんなく発揮。ゴルフのチャンピオンであるティオン・ド・ラ・ショームとルネ・ラコステが結婚し、娘であるカトリーヌ・ラコステもゴルフの世界で名を馳せ、「ラコステ」のDNAにゴルフは確実に存在する。そんな家族をモチーフに、贅沢なシルバー製のゴルフクラブを贈り物にした。

FAUCHON|フォション
FAUCHON|フォション
「Made in F (Made in FAUCHON, Made in France)」をモットーに、高品質なスイーツやフードを提供してきたフランス料理のメゾン「FAUCHON」。今回もブランドを代表するペストリーであるエクレアに「ラコステ」を象徴するワニをマシュマロで表現。グリーン、マゼンタ、ホワイトを駆使して鮮やかに仕上げられている。ホワイトチョコで「ラコステ」お馴染みのポロシャツのピケコットン素材を再現する。

GOYARD|ゴヤール
GOYARD|ゴヤール
「GOYARD」は伝統の継承を発想の原点とするフランスの高級バッグメーカー。「ラコステ」の創立80周年に際し、アイコンをレイアウトした豪華な旅行バッグを仕立てた。「ゴヤール」であることを主張する伝統的な杉綾のモノグラムを背景にし、その上で鮮やかに映えるワニのマークは、「ラコステ」の価値観に対するリスペクトを感じさせる。何気なく主張しながら、優雅な世界旅行に出掛けたくなる珠玉の逸品だ。

また、80周年のアニバーサリーイヤーならではのスペシャルなポロシャツ「ホリデーコレクターズ シリーズ」も登場。アートディレクターのピーター・サヴィルがブランドのアイデンティティでもあるロゴに手を加え、「クレイジーなワニ」があしらわれた数量限定ポロシャツだ。

「クレイジーなワニ」があしらわれた数量限定ポロシャツ

英国出身のアートディレクター、ピーター・サヴィルは、音楽業界でそのキャリアをスタートさせ、ジョイ・ディヴィジョンなど、有名アーティストのレコードジャケットなどを手がけてきた。ファッションでもクリスチャン・ディオールや山本耀司、ジル・サンダーらとコラボレーション。2004年にはマンチェスター市のクリエイティブディレクターに任命され、2010年にはサッカーのイングランド代表チームの新ユニフォームのデザインを担当し、イギリス中の話題をさらったのも記憶に新しい。

英国出身のアートディレクター、ピーター・サヴィル
2010年にはサッカーのイングランド代表チームの新ユニフォームのデザインを担当

「ラコステ」では誕生80周年を記念して、ブランドの代名詞でもあるポロシャツ「L.12.12」のデザインをピーター・サヴィルに全面的に依頼。それを受け、サヴィル氏はポロシャツそのものではなくワニのロゴに手を加え、熱烈なファンをもつクラシックポロを大胆にアレンジしてみせた。クラシックなホワイトの生地とロゴ本来のカラーであるグリーンを変えることなく、フリーハンドのような描写、曖昧とも感じられるスケッチ、あるいは、シンプルなラインを最大限に駆使してワニの姿を描き出し、コンテンポラリーなアイテムへと変化させた。誕生したワニの数は80周年にちなみ、なんと80匹。メンズとレディスで1枚1枚違うロゴを胸に掲げ、ピーター・サヴィルのシグネチャーとシリアルナンバーが入った、まさしくリミテッド・エディションにふさわしい作品が生み出された。

誕生したワニの数は80周年にちなみ、なんと80匹

1枚のシャツに1つのロゴのみを使用した1点もののユニークなコレクションはひじょうにレア感が強い。ポロシャツ自体がユニークなアート作品となっているようだ。ワニの原型を留めていなくとも、ひと目で「ラコステ」のポロシャツだとわかるのは大定番たる証。それを見事に証明してみせたピーター・サヴィルの遊び心溢れるアレンジのいままでにない「クレイジーなワニ」は、ぜひ手に入れたいアイテムだ。

ピーター・サヴィルの遊び心溢れるアレンジのいままでにない「クレイジーなワニ」は、ぜひ手に入れたいアイテムだ。


 
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